資格を得るより踏み出すことが大切

介護業界で働くには、喀痰吸引等研修や社会福祉士など介護に関わる資格を有していることが望ましいですが、無資格であっても務まるのが介護職です。
介護職の中でも比較的取得しやすい介護職員初任研修は、かつてホームヘルパー2級と呼ばれており、介護の仕事をする上で魅力的な資格と言えるでしょう。

介護職員初任研修は学歴や年齢に関係なく受講が可能です。そのため働きながら資格を取る方も少なくありません。

介護職員初任研修は各都道府県が指定する事業者が実施する研修を130時間(講義40時間・実技90時間)受けた後、修了試験に合格しなければならず、費用は各都道府県で異なり6万円から9万円ほどが必要になります。

無資格では訪問介護が行なえませんが、時間と費用をかけなくても介護職に就くことは可能、介護に興味や意欲があって尻込みしている方は、派遣での介護がお勧めです。

介護は要介護者との信頼関係で成り立つ仕事のため、資格やキャリアがあっても即日から務まるほど優しいものではありません。派遣であれば、いきなり介護レベルの高い業務を任されることはなく、自身に合わない職場と思えば他の施設を希望することも可能です。

無資格者は生活援助に関する仕事(食事の世話や衣類の洗濯など)や送迎車両の運転を任されることが多く、様々な施設で経験することは介護スキルを高め、介護職の適性も知ることが出来ます。

介護職に適性を感じ、さらに介護スキルを高めたいと思った時に介護資格を取得しても遅くないため、まずは無資格でも構いません勇気を出して介護職に挑戦してみましょう。